法による権力政治の展開:海洋とその上空への中国の進出
- 2010-06-07
- 毛利亜樹(同志社大学法学部助教、海洋政策研究財団特別研究員)
朝鮮半島は、南北の別を問わず、日本が外交・安全保障環境を考えるうえで常にその情勢に目を配らなければならない地域のひとつです。また、社会的に注目される動きがしばしば発生するうえ、地域的・文化的な近しさもあって多くの情報が流布し、そのために客観的な考察と「全体像」の把握が逆に困難になるという独特の難しさを抱えた対象でもあります。当研究所では、地域の内在的文脈とリージョナル/グローバルな課題というミクロ・マクロの双方の観点から朝鮮半島の情勢を実態に即して分析し、政策と研究に資する示唆を引き出すことをポリシーとして、各種の活動を行っています。