平成26年度 米国議会への年次報告書「中華人民共和国に関わる軍事・安全保障上の展開2014」(注:当研究所による米国政府文書の翻訳として作成したもの。)
- 2015-06-12
毛沢東、鄧小平以来の集権体制を敷く習近平政権は、2049年の建国100周年の前後までに「中華民族の偉大な復興」という「中国の夢」を実現する目標を鮮明にしています。その目標に向かって、中国は、これまで以上に社会主義イデオロギーを強調し、軍事力の近代化に注力し、そして「一帯一路」に代表される意欲的な対外政策を展開しています。経済の成長のスピードは衰えを見せているとはいえ、その動向は引き続き、国際秩序の行方に大きな影響を及ぼしていくことになるでしょう。当研究所では、そうした中国の国内情勢、対外政策、およびその国際秩序への影響について、多角的な観点から研究を進めています。