2012年10月30日~11月1日、CTBTO暫定技術事務局(PTS)と米国務省協力の下、当センターが主催して、第一回東アジア地域国内データセンター(NDC)ワークショップが我が国を含む域内8カ国と米国、ロシアならびにPTSが参加して開催されました。ワークショップには、核爆発実験廃絶を目指して検証技術の向上に取り組んでいる各国NDCの地震波ならびに放射性核種の専門家が参加して、各専門家のプレゼンテーションを踏まえ活発な議論が展開されました。
2012年は、当センターが事務局を務めるCTBT国内運用体制が発足して10年目の節目の年にあたります。国内運用体制は、2009年以降、日本気象協会、日本原子力研究開発機構と連携して、日本のNDCとして、統合運用試験を9回にわたって実施してきており、ワークショップにおいて日本の提案で、参加国共通の演習を実施できたのが今回の主要な成果のひとつでした。 阿部信泰当センター所長は、ホストの代表として、また、国内運用体制の事務局長として同ワークショップを主宰しました。
写真上・左:参加者全員での記念撮影 於:虎ノ門金比羅宮
写真上・右:ワークショップ初日、開会の挨拶をする阿部信泰 軍縮・不拡散促進センター所長(中央)
写真下:11月1日、CTBT高崎放射性核種観測所視察の様子