米中競争を背景に、各国は経済安全保障(政策)を具体的に進展させている。とりわけ、戦略的優位性確保のために各国は先端技術の育成・保護に注力する。また、サプライチェーンの再編を含む経済の安全性を確保するための取組みも具体化した。これらの取組みに関しては、G7広島サミットや日米韓首脳会談などでも具体的な措置が表明されるなど国際連携も進展した。こうした中、いわゆるグローバル・サウスと呼ばれる新興国・途上国の存在感も高まり、世界経済の行方の不透明性は高まっている。
『戦略年次報告2022』の本章は2月20-21日に開催される第4回東京グローバル・ダイアログ(TGD4)の次のセッションにもリンクしています。
『戦略年次報告2022』に関するラウンドテーブル | 日時2/20(月)19:15-21:00 (オンライン) |