桒原 響子(くわはら きょうこ)

研究員
(研究部代表℡:03-3503-7794)
E-mail: kyoko.kuwahara[at]jiiaorjp

関心分野

パブリック・ディプロマシー、ディスインフォメーション、戦略的コミュニケーション、ソフトパワー

学歴

2017年3月 大阪大学大学院 国際公共政策研究科 国際公共政策専攻修士課程 修了

2017年3月 大阪大学大学院 高度副プログラム「国際協力活動における公共倫理とイノベーション」 修了

職歴

2017年4月~2018年4月 公益財団法人笹川平和財団 安全保障事業グループ 研究員

2018年11月~2019年4月 外務省 大臣官房 戦略的対外発信拠点室 外務事務官

2019年4月~2020年3月 公益財団法人未来工学研究所 研究員

(2020年4月~現在 公益財団法人未来工学研究所 客員研究員)

2019年4月~2024年3月 京都大学レジリエンス実践ユニット 特任助教

2019年8月~現在 公益財団法人日本国際問題研究所 研究員

2022年11月~2023年10月 在カナダ Macdonald-Laurier Institute 客員フェロー

2022年11月~2024年3月 慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

2023年1月~2023年12月 米国シュミット財団 2023 ISFフェロー

2023年4月~現在 Japan Nexus Intelligence ストラテジック・アドバイザー

2023年11月~現在 在カナダ Macdonald-Laurier Institute フェロー

書籍

  • 『AFTER SHARP POWER:米中新冷戦の幕開け』共著, 東洋経済新報社, 2019年.
  • 『なぜ日本の「正しさ」は世界に伝わらないのか:日中韓熾烈なイメージ戦』株式会社ウェッジ, 2020年.
  • 『偽情報戦争:あなたの頭の中で起こる戦い』共著, 株式会社ウェッジ, 2023年.

主な論文・論考等

  • 「第二次安倍政権下の対米パブリック・ディプロマシー:その実情と効果についての―考察」『国際公共政策研究』2017年, 22巻2号, pp.35-57.
  • 「日本外交にパブリック・ディプロマシーが必要な理由」WEDGE Infinity, 2018年8月3日.
  • 「アメリカで激しくなっている『中国排除』の実態:教育機関や留学生まで『標的』に」東洋経済オンライン, 2018年1月31日.
  • 「中国のシャープパワーに翻弄され続けた世界:批判され始めた中国のパブリック・ディプロマシー(前編)」WEDGE Infinity, 2018年11月1日.
  • 「中国のシャープパワー、『経済協力』に抗えない世界:批判され始めた中国のパブリック・ディプロマシー(後編)」WEDGE Infinity , 2018年11月2日.
  • 「パブリック・ディプロマシー:勢力均衡の探求」『表現者クライテリオン』啓文社書房, 2019年7月.
  • 「繰り返される韓国の『反日宣伝』に日本はどう対応すべき?」WEDGE Infinity, 2019年5月17日.
  • 「中国の次は日本、新型コロナウイルス対応で悪化したイメージを挽回できるか」WEDGE Infinity, 2020年3月6日.
  • 「『人間の認知』をめぐる介入戦略:複雑化する領域と手段、戦略的コミュニケーション強化のための一考察」『ROLES REPORT No.12』東大先端研創発戦略研究オープンラボ, 2021年.
  • 「迫り来る脅威:ディスインフォメーションから国を守れ」『Wedge』 2021年9月, pp.12-14.
  • 「中国外交はどこへ向かうのか:「愛される中国」の表裏、そして日本が浸透工作に対抗するために」『治安フォーラム』立花書房, 2021年, 第27巻, 第11号, pp.38-47.
  • 「世界を覆うディスインフォメーションに翻弄される社会」Wedge Online, 2021年11月30日.
  • 「米国パブリック・ディプロマシーの行方:ブッシュ、オバマ政権の失敗とバイデン政権下の米中対立」『治安フォーラム』立花書房, 2022年, 第28巻, 第1号, pp. 48-58. 
  • 「知らぬ間に進む影響力工作:中国が目論む日米の“分断”」『Wedge』2022年3月, pp.54-56.
  • 「韓国パブリック・ディプロマシーの実情:日米中との関係と我が国のとるべき対応」『治安フォーラム』立花書房, 2022年, 第28巻, 第4号.
  • 「ロシアのウクライナ侵略、その善悪ナラティブの危険性」『表現者クライテリオン』啓文社書房, 2022年, 第102号, pp.95-101.
  • 「偽情報戦争の時代 :『第6の戦場』で日本はどう戦うか」WEDGE Online, 2023年1月18日.
  • 「中国への対抗姿勢示したカナダ:今こそ日加関係の強化を」『WEDGE』2023年4月, pp.60-61.
  • 「『国家安全保障戦略』にみる情報戦対策:民主主義国家の共通課題と可能性に関する一考察」『研究レポート』日本国際問題研究所, 2023年3月29日.
  • 「カナダの偽情報対策にみる 成果と課題: 日本へのインプリケーション」『ROLES REPORT No. 25』東大先端研創発戦略研究オープンラボ, 2023年.
  • 「アメリカ大統領選挙が触発したカナダの偽情報対策の概要」『アメリカのアジア戦略論の最前線(政策論議動向分析)』中曽根平和研究所, 2023年, 第1巻第1号, pp.6-7.
  • 「選挙対策の一環としての情報戦対策」『アメリカのアジア戦略論の最前線(政策論議動向分析)』中曽根平和研究所, 2023年, 第1巻第2号, pp. 8-9.
  • 「情報戦対策における米台協力の現状」『アメリカのアジア戦略論の最前線(政策論議動向分析)』中曽根平和研究所, 2024年, 第1巻第2号, pp. 6-8.
  • 「認知領域における偽情報対策:カナダのアジェンダ・セッティング分析」『戦略研究』2024年, 34号, pp. 44-66.
  • “Fighting disinformation: Japan’s unique situation and the future of Canada-Japan cooperation”. MLI Commentary, Macdonald-Laurier Institute, November, 2021.
  • “Canada’s Indo-Pacific strategy and its implications for Japan”. Inside Policy, Macdonald-Laurier Institute, January 4, 2023.
  • “The importance of public diplomacy to preserve the liberal international order”. The Foundation for Strategic Research, January 27, 2023.
  • “Strengthening international cooperation: The case of a Taiwan strait contingency”. MLI Commentary, Macdonald-Laurier Institute, March 2023.
  • “Foreign influence operations in Japan since the second Abe government”. MLI Commentary, Macdonald-Laurier Institute, April 2023.
  • “G7 convene in Japan to stare down China’s provocations”. Inside Policy, Macdonald-Laurier Institute, May 19, 2023.

(他多数)

主な国際会議・シンポジウム等(講演・報告を実施したもの)

  • NATO StratCom COE主催 “#StratComTalks”(於:オンライン, 開催日:2021年2月)
  • 京都大学レジリエンス実践ユニット・表現者クライテリオン(啓文社書房)共催シンポジウム「中国・ロシアのプロパガンダ戦略に対抗する:日本のパブリック・ディプロマシーを確立せよ」(於:東京, 開催日:2021年7月)
  • 第18回陸上自衛隊フォーラム「ポストコロナの戦略環境における我が国の安全保障」(於:オンライン, 開催日:2021年9月17日)
  • CNAS・台湾遠景基金・日本国際問題研究所共催「日米台3極インド太平洋安全保障ダイアログ」(於:オンライン, 開催日:2021年12月14日)
  • 台湾IORG・Taiwan-Asia Exchange Foundation(臺灣亞洲交流基金會)共催“2022 Summer Briefing on information manipulation in the Indo-Pacific region”(於:オンライン, 開催日:2022年6月29日)
  • 第19回陸上自衛隊フォーラム「ウクライナ情勢を踏まえた我が国防衛」(於:東京, 開催日:2022年7月27日)
  • 欧州ESSEC Business School主催IRENE特別セミナー“Strategies of influence and soft power: A comparative approach”(於:オンライン, 開催日:2022年11月21日)
  • 京都大学レジリエンス実践ユニット主催シンポジウム「京都大学レジリエンス・フェスティバル2022」, パネル「外交・安保レジリエンス」(於:京都, 開催日:2022年11月26日)
  • Canadian Global Affairs Institute主催公開ダイアローグ“Towards peace and stability in the Indo-Pacific”(於:カナダ・オタワ, 開催日:2023年1月27日)
  • 加Macdonald-Laurier Institute主催セミナー“Defending democracies from disinformation: A new imperative for Canada-Japan strategic cooperation”(於:オンライン, 開催日:2023年2月2日)
  • 豪州グリフィス大学主催「日豪印トライラテラル会合」(於:豪州・ブリスベン, 開催日:2023年2月10日)
  • カルガリー大学主催“CANIS (Canadian Network on Information and Security) 2023 International Conference”(於:カナダ・バンフ, 開催日:2023年3月22日〜24日) 
  • チェコ共和国European Values Center主催年次国際会議“European Values Summit 2023”(於:チェコ共和国・プラハ, 開催日:2023年6月14日)
  • スペインBarcelona Centre for International Affairs (CIDOB) 主催“Hybrid wars: From disinformation to cybersecurity: A perspective from Japan”(於: スペイン・バルセロナ, 開催日:2023年9月21日)
  • カナダ・アジア太平洋財団およびサイモン・フレーザー大学デビッド・ラム・センター共催イベント”Deepening Canada-Japan relations in the Indo-Pacific: Commemorating the 95th anniversary of diplomatic relations”(於: カナダ・バンクーバー, 開催日:22023年9月27日)
  • 加The Montreal Institute for Genocide and Human Rights Studies (MIGS)主催“Montreal International Security Summit”(於:カナダ・モントリオール, 開催日:2023年10月11〜12日)
  • チェコ共和国のEuropeum主催オンライン討論会“EU-Pacific Talk”(於:オンライン, 開催日:2023年10月24日)
  • The Yokosuka Council on Asia-Pacific Studies (YCAPS) およびThe Japan International Christian University Foundation共催インド太平洋政策ダイアログ“The problem of disinformation”(於:オンライン, 開催日:2024年2月7日)
  • カルガリー大学主催“CANIS (Canadian Network on Information and Security) 2024 International Conference”(於:カナダ・バンフ, 開催日:2024年3月20日〜22日)

(他多数)