2024年6月14日、国連広報センター(UNIC)と日本国際問題研究所(JIIA)の共催で、ガイ・ライダー国連事務次長(政策担当)を迎えての公開ウェビナー「効果的で包摂的、ネットワーク化された21世紀型多国間主義を目指して」を開催しました。ライダー事務次長から本年9月にニューヨークの国連本部で開催される「未来サミット」について、国連加盟国間で交渉中の「未来のための協定(Pact for the Future)」の5つの主要分野について講話がありました。続くパネルディスカッションでは、榎原美樹・元NHK記者・キャスターの司会で、中林美恵子・早稲田大学教授、吉川元偉・国際基督教大学特別招聘教授(元国連大使)がパネリストとして加わり、多国間主義が危機にさらされる中、核問題、気候変動、AIなど人類存続のリスクへの対処や持続可能な開発目標(SDGs)を達成するための開発資金などのコレクティブ・アクションならびに相互信頼の再構築をいかに可能にするかについて活発に意見が交わされました。会場とオンラインの参加者からの多くの質問も受けて、幅広く議論が展開されました。
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