日本国際問題研究所(JIIA)は、2023年3月13-14日、シンガポール国際問題研究所(SIIA)との共催で第16回日本・シンガポール・シンポジウムをシンガポールにて開催しました。
13日のラウンドテーブル(非公開)では、①地域と世界の安全保障情勢の新たな展開、②ASEANと日本の友好50年:振り返りと展望、③貿易、地域経済統合、技術、ニューエコノミーにおける日本・シンガポール間の協力関係について活発な意見交換が行われました。
14日の公開セミナー「日本とシンガポール: 危うい世界の課題を乗り切れるか?」では、共同議長を務めるトミー・コー・シンガポール外務省無任所大使および佐々江賢一郎・JIIA理事長が開会挨拶を行い、シンガポール側のシム・アン外務担当兼国家開発担当上級国務大臣、日本側の武井俊輔・外務副大臣から基調講演を頂きました。パネルディスカッションでは、トミー・コー氏の司会の下、サイモン・テイ・シンガポール国際問題研究所理事長、秋田浩之・日本経済新聞コメンテーター、マニュ・バスカラン・センテニアル・アジア・アドバイザーズ社創設ディレクター兼CEO、深川由起子・早稲田大学教授による報告に続いて、厳しさを増す地域の安全保障の課題とルールに基づく国際秩序の維持・強化に向けての日本とシンガポールの役割や協力の促進について、聴衆との質疑応答を含め、活発な議論が行われました。
シンガポール国際問題研究所による日本・シンガポール・シンポジウム公開セミナーの開催レポートはこちら
http://www.siiaonline.org/japan-and-singapore-can-they-navigate-the-challenges-of-a-dangerous-world/