令和2(2020)年6月26日
公益財団法人日本国際問題研究所
日本国際問題研究所では、領土・主権・歴史の分野において、調査研究及び対外発信事業を実施するため、平成29(2017)年に「領土・歴史センター」を設置しました。同センターでは、①我が国の領土・主権・歴史に関する国内外の資料の収集・整理・対外発信等、②同分野に関する国内外での公開シンポジウムの実施、及び③同分野に関する調査研究の実施等の事業を展開しています。
平成30(2018)年度からは、明治38(1905)年竹島の島根県編入前後における竹島での漁業の実態を明らかにするため、島根県隠岐地方を中心に、山陰地方において竹島関係の史料調査、聞き取り調査を、舩杉力修(ふなすぎ りきのぶ)・島根大学法文学部准教授(歴史地理学)に依頼して実施しています。ここ数年竹島に関する記憶のある世代が相次いで亡くなっており、このままでは竹島に関する記憶が消滅する可能性が高いことから、令和元(2019)年度からは、聞き取り調査と並行して、竹島の関係者から、竹島に関する証言を撮影し、証言を収録した動画を公開する事業を開始しました。このたび6月26日からYouTube上で公開することになりました。竹島に関する証言の動画を公開するのは初めてのことです。
その概略は別紙の通りです。別紙については、執筆者の個人的見解であり、日本国際問題研究所の見解を代表するものではありません。
<別紙>
執筆者 舩杉力修・島根大学法文学部准教授(歴史地理学)
別紙1 動画の概要
別紙3 石橋松太郎と竹島
参考1 明治36(1903)年から明治38(1904)年における竹島のアシカ猟に従事したグループ
参考2 明治36(1903)年・明治37(1904)石橋松太郎組の竹島アシカ漁業組合事業の収支
参考3 明治36(1903)年の久見地区の家屋の価値(上位10位)
修正履歴:動画について、2020年6月26日に掲載した動画にはテロップに誤りがあったため、隠岐の島町の方々のご協力を得て、修正版を作成しました(2020年7月30日)。