2025年1月の活動紹介

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[1] 国問研主催公開イベント

■ 1月29日(水)及び同月30日(木)、第6回東京グローバル・ダイアログ(TGD6)をThe Okura Tokyoにおいて開催しました。本年のテーマは「グローバル・レジリエンスへの挑戦 (A Quest for Global Resilience)」で、会議の冒頭、挨拶に立った佐々江理事長は、「このテーマには、ポスト冷戦期の世界が育んできたガバナンスの力が国際社会から失われつつあるとの危機感とともに、自由主義陣営の一員である日本が、その復活・再生に努めなければならないという強いメッセージが込められています」と述べました。初日となる1月29日は、「米新政権と国際秩序」、「20世紀史からの教訓」、そして「欧州の安全保障情勢」をテーマとするセッションで議論を行いました。初日の最後には、石破茂内閣総理大臣にご挨拶いただきました。続く2日目(30日)は、「国際の平和と安全におけるAI」、「インド太平洋のチョークポイント」、「グローバル・アーキテクチャーの再構築」をテーマとするセッションで議論を行い、締めくくりに佐々江理事長が閉会の辞を述べ、2日間の日程を終えました。
https://www.jiia.or.jp/eventreport/20250129-30.html


[2] 国問研『戦略アウトルック2025』

■ 2019年、当研究所創立60周年記念の機会に、各研究会における調査研究活動の成果を反映させつつ、地域情勢の分析や今後の展望について広く内外に発信する『戦略年次報告』の発表と東京グローバル・ダイアログの開催を開始しました。各方面から高い評価をいただいて定例化し、当研究所を代表する事業となりました。本年度より、『戦略年次報告』を『戦略アウトルック』と改称し、今後の展望と政策提言に重点を置いた、戦略性に富んだペーパーに仕上げています。また、個々の研究員の記名による原稿を中心としている点も特色の一つです。内容と執筆者は以下の通りです。
● 理事長メッセージ(佐々江賢一郎理事長)
● 「グローバル・レジリエンスへの挑戦」・解題(松本好一郎研究部長)
● 第1章 日本の針路:チャレンジ・シェアリング元年と国家戦略元年(石井正文プラットフォーム・マネージングディレクター)
● 第2章 第2期トランプ政権の外交・安全保障政策(小谷哲男主任研究員)
● 第3章 「米国第一主義」「MAGA」を推進:連邦政府3部門全てで共和党が優位(舟津奈緒子研究員)
● 第4章 不確実性の高まる米中関係と台湾海峡情勢(飯嶋佑美研究員)
● 第5章 強まる習近平個人支配体制下:経済の停滞と国家安全偏重は継続?(李昊研究員)
● 第6章 トランプ政権で生じうる米朝対話と持続的な日韓関係
● 第7章 ウクライナ戦争からのアメリカ「撤退」と欧州の選択:日欧連携は急上昇(髙島亜紗子研究員)
● 第8章 消耗戦が続くウクライナ侵略:トランプ政権と戦争長期化は我々に何をもたらすのか(田島理博研究員)
● 第9章 第2期トランプ政権下の中東:混迷するパレスチナと産油国を中心とするビジネスチャンス(中川浩一客員研究員)
● 第10章 国家間競争時代の経済安全保障:優位性と安全性の追求(髙山嘉顕研究員)
● 第11章 自由貿易体制にさらなる試練:保護主義の連鎖が最大の懸念(柳田健介研究員)
● 第12章 人工知能・無人機の開発・拡散がもたらす安全保障への影響(吉田優一研究員)
● 第13章 偽情報対策の見直しとインド太平洋地域における対偽情報国際連携の拡大(桒原響子研究員)
● 第14章 厳しい情勢が続く軍備管理・軍縮・不拡散(秋山信将軍縮・科学技術センター所長)

2025年を展望するための一冊として、ぜひお読みください。
https://www.jiia.or.jp/strategic_comment/strategic-annual-report.php


[3] メディア出演 (新聞・テレビ・ラジオ等)

■ 1月3日と5日に、NHK World Japanの「The Second Trump Presidency:Views From Japan」において、佐々江賢一郎理事長が笹川平和財団角南理事長と英語による対談を行いました。
https://biz.jibtv.com/programs/the_second_trump_presidency/

■ 1月8日付けの毎日新聞朝刊3面「クローズアップ=日鉄 米大統領提訴 買収再審査 いばらの道 民事訴訟で補完狙う 外相会談 米に『残念』」に小谷哲男主任研究員のインタビューが掲載されました。
https://mainichi.jp/articles/20250108/ddm/003/030/082000c
(著作権により、記事のご案内のみをさせて頂いております。)

■ 1月9日、秋山信将軍縮・科学技術センター所長がBS日テレ「深層ニュース」に出演し、ウクライナ情勢における核の問題について解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=M592UnukZoA&feature=youtu.be
■ 1月11日付けの産経新聞10面に、「2025年の世界 未来への投資 防衛力強化は急務」と題した佐々江理事長のインタビュー記事が掲載されました。
https://www.sankei.com/article/20250111-QO3SELP7X5MDRFWWIW4OS2XE6Q/
(著作権により、記事のご案内のみをさせて頂いております。)

■ 1月12日、小谷哲男主任研究員がBS朝日「日曜スクープ」に出演し、第2期トランプ政権について解説しました。
https://www.bs-asahi.co.jp/sunday_scoop/lineup/prg_336/

■ 1月13日、小谷哲男主任研究員がBS日テレ「深層ニュース」に出演し、USスチール買収問題について解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=YROVhELsZNs

■ 1月15日、小谷哲男主任研究員がBS-TBS「報道1930」に出演し、第2期トランプ政権について解説しました。
https://bs.tbs.co.jp/houdou1930/archives/202501.html

■ 小谷哲男主任研究員が一般財団法人創発プラットフォームの【政界深掘りシリーズ 特別企画】に出演し、第2期トランプ政権について解説しました。
「トランプ再選とアメリカの分断!ディープステートとの闘いの行方は…?小谷哲男×音喜多駿【政界深掘りシリーズ 特別企画】」(1月14日配信)
https://www.youtube.com/watch?v=JK6fh9emQXs
「トランプ2.0始動!石破茂総理との関係は?日米外交の今後を問う。小谷哲男×音喜多駿・後編【政界深掘りシリーズ 特別企画】」(1月17日配信)
https://www.youtube.com/watch?v=HSi7RS6X-Bs

■ 1月21日、佐々江賢一郎理事長と小谷哲男主任研究員がBSフジ「プライムニュース」に出演し、第2期トランプ政権について解説しました。
【トランプ2.0就任演説】その発言と大統領令は国際社会に新たな秩序をもたらすか(前編)
https://www.youtube.com/watch?v=A6ZPho46__4
【トランプ氏の本音と思惑を徹底分析】中国・ロシアの反応は?石破政権が取るべき選択は?(後編)
https://www.youtube.com/watch?v=9IHLjQi5iSI

■ 1月22日付の読売新聞朝刊6面「識者の分析」に小谷哲男主任研究員のインタビューが掲載されました。

■ 1月22日、小谷哲男主任研究員がBS日テレ「深層ニュース」に出演し、第2期トランプ政権について解説しました。
https://www.youtube.com/watch?v=gINAbsVjhQs

■ 1月23日付けのRadio Free Asiaの記事「全球核風險攀升 特朗普政府將如何應對多重考驗?」に秋山信将軍縮・科学技術センター所長のコメントが掲載されました。
https://www.rfa.org/mandarin/zhengzhi/waijiao/2025/01/23/nuclear-risks-trump/

■ 1月25日付けの産経新聞に「『世界に軍事力を提供した米国』の終焉 トランプ氏が突きつけた 『自分の力で自分を守る』時代に対応を」と題した佐々江賢一郎理事長のインタビュー記事が掲載されました。
https://www.sankei.com/article/20250111-QO3SELP7X5MDRFWWIW4OS2XE6Q/

■ 1月25日、小谷哲男主任研究員がBSテレ東「日経サタデー ニュースの疑問」に出演し、第2期トランプ政権について解説しました。
https://www.tv-tokyo.co.jp/broad_bstvtokyo/program/detail/202501/24474_202501250930.html

■ 1月27日付けの日本経済新聞電子版に「佐々江元駐米大使、日本の側面支援で『米中競争を利益に』」と題したトランプ政権に関する佐々江賢一郎理事長のインタビュー記事が掲載されました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA23BP00T20C25A1000000/
(著作権により、記事のご案内のみをさせて頂いております。)

■ 1月27日、小谷哲男主任研究員がBS-TBS「報道1930」に出演し、第2期トランプ政権について解説しました。
https://bs.tbs.co.jp/houdou1930/archives/202501.html

■ 1月28日、小谷哲男主任研究員がBS11「報道ライブ インサイドOUT」に出演し、第2期トランプ政権について解説しました。
https://www.bs11.jp/news/houdou-live-insideout/

■ 1月30日付けの読売新聞オンラインの記事「[戦後80年/昭和百年]国際秩序<下>薄れる『核のタブー』」に秋山信将軍縮・科学技術センター所長のコメントが掲載されました。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250129-OYT1T50170/


[4] 寄稿 (雑誌・ジャーナル等)

■ 小谷哲男主任研究員の論考「台湾有事、三つのシミュレーション」が、中央公論2月号に掲載されました。
https://chuokoron.jp/international/126253.html


[5] 登壇 (国問研主催以外の行事)

■ 1月11日、小谷哲男主任研究員がサンワード証券株式会社主催の「第二次トランプ政権と国際情勢」に登壇しました。
https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2025/01/11_3/index_k.html

■ 1月21日、秋山信将軍縮・科学技術センター所長が一橋大学で開催された「デジタル化する世界における緊急援助 -国連、ドナー、学界リーダーとのお話会-」にモデレーターとして登壇しました。
https://www.hit-u.ac.jp/1284wp/wp-content/uploads/2024/12/HIT-Web_OCHA-Flyer_jp.pdf


[6] その他

■ 石垣市が定める「尖閣諸島開拓の日」である1月14日は今年、明治政府が尖閣諸島を閣議決定で日本領に編入した1895年から130年の節目になりました。これを記念して石垣市が13日と14日に開催した行事において、領土・歴史センターはアホウドリの視点で上空から尖閣諸島を見下ろすVR体験を開催しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a72cb8218866ae96e91e59d1c1599f9f5751c50f

■ 1月30日、第6回東京グローバル・ダイアログ参加のため来日したパトリック・M・クローニン(米ハドソン研究所アジア太平洋安全保障部長)、ビル・エモット(英国際問題戦略研究所(IISS)理事長)、ジョシュア・W・ウォーカー(ジャパン・ソサエティー理事長)ら3名と、松本太プラットフォーム本部長及び松本好一郎研究部長が、日本の『国家戦略』像に関する意見交換をプラットフォーム参加企業も交え行いました。